ITS 11 ブログ

ぎゃ~! ETCのバーが開かないっ!

岩貞るみこ

6月30日午前9時ちょっと前。私はETCを装着したクルマで、荏原ICから首都高速2号線に乗ろうとしていました。料金所はその先にある「白金料金所」です。クルマを車庫から出す前にETCカードを差し込んだときは「カードは正常に受け付けました」のアナウンス。白金料金所の直前にも、ETCと首都高速に設置された機械が電波のやり取りをしたらしく「ETCゲートの利用が可能です」と確認の音声が出ました。

よしよし、ETCゲートだもんね。一般ゲートで並ぶ車両を横目に、ふっふっふと口元をゆるませながら一番右端のゲートに進んでいきます。でも、なーんかいやな予感がしたんですね。なんでしょう。これが「虫の知らせ」ってやつなんでしょうか。

思わずルームミラーで後方車両を確認。うしろがBMWの7シリーズであるのを見届け「きっとブレーキはきくだろうな」と、ドライバーの技量はさておき、根拠のない安心感を抱きつつETCゲートへ。いつでも止まれるように時速は20キロ。ゲートを通過すると……!

「うおおおーいっ!」

おじさんの怒号! こっこれは~。案の定、その先のバーが開きません! うわ~、開かない! 開かないってそんな~!

バーでクルマに傷はつけたくない。でも、後ろから突っ込まれるのはもっといや。ルームミラーで後ろを見つつ、えいや! で停止すると、バーはフロントウィンドウから数センチのところにありました。うえーん、怖いよ~。

ブースのおじさんに、ETCカードを出せといわれ、料金を手動で引き落としてもらい、一応、おじさんに原因を聞くと「電波の不具合なんですよ」。はあ、そうですか。不具合ですか。でも、不具合って言われてもなあ。うしろのBMWから浴びせられる冷たい視線とクラクションは、絶対、私への「このバカ女!」としか感じられないんですけれど。

その後もETCゲートを通るたびに、冷や冷やです。後ろから威勢のいいトラックなんかくっついてきたときには、神にも祈る気分です。できるだけ「ETC/一般」とあり「私、止まるかもしれなくってよ」と後方車両に身構えてもらえるゲートを通過するようにしていますけれど、それがなくETC専用ゲートを通るときは、胃から濃い胃液がじゅーっと出る思いです。

機械ですから不具合を出すなとはいいません。でも、せめて不具合が出ているときは、ゲートの表示を「ETC/一般」に切り替えるなどして、後続車から突っ込まれる危険性を排除していただけないでしょうか。私、ETCをやめようかと思うくらい、PTSDになっております。

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