ITS 11 ブログ

飲酒運転はNO! その3

岩貞るみこ

相変わらずなくならない飲酒運転。ひとり暮らしで、人生の唯一の楽しみが夜の晩酌で、でも、いっしょに飲んでくれる人がいる場所はすっごく遠くてクルマでしか行けなくて。それなのに毎日代行なんて頼んでいられないよ。公共交通機関が発達していて、いっしょに飲む相手もタクシーですぐのところに帰れるような都会に住んでいる人にはわからないさ! と言われればそうだけれど、わかってたまるか! というのが私の言い分であります。お酒を飲まなくても楽しくなる方法、がんばって探しましょうよ。

各自動車メーカーは、ドライバーの呼気を計測してエンジンがかからなくなるクルマを開発すると急に言い出しましたが、私はそんなものは絶対無理だと思っています。

そもそも、エンジンをかからなくする、というのがダメでしょう。例えばクルマで通勤している人が冬に雪降る町でつい飲んじゃったとします。「あー、乾杯のときにビールひと口飲んじゃったなあ。酔いが醒めるまで、クルマで仮眠しよーっと」
でも、エンジンがかからなかったら凍死しちゃいますってば。基本的にアイドリングストップはするべきですが、こういう場合は別でしょう。

次に呼気を計測するってのがダメでしょう。ぷうっと息を吹き込むっていったって、同乗の人に吹かせればいいわけですし。だいたい、飲んでも乗りたいって人は必ずいるわけで、だったらそういう人が欲しがる商品が必ず出ますってば。名づけて「身代わり君」。風船型、もしくは注射器状、さもなくば、子供用プールを組み立てるときのポンプ状になっていて、口の代わりにそれを装着してぷーっと……。ダメですか?
有り得る話だと思いませんか?

トドメは、そんなクルマを作ったってお酒を飲む人は買いません。お酒を飲まないけれど私だって買わないですよ。そんなもののためにプラスαで高いお金払うのは「ふざけんなー」でありますよ。結局、法制化して全車標準装備にして、道を走るクルマが全部それを装着しないと効果は出ないんじゃないでしょうか。違いますかね? 

結局、飲酒運転を止められるのは警察の取り締まりしかないと思います。ドイツ人は法を遵守して運転マナーがいいとよく言われていますけれど、そのドイツ人君たちだってシートベルトもチャイルドシートも法制化しないと守らなかったんですから。

頼れるのは警察のみなさんだけです。これから秋の行楽~忘年会シーズンに突入します。本当にもう、よろしくお願いしますですよ。

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